小規模出版社におけるAmazon比率/クラーケン編集長日誌

2017年8月より出版活動を開始したクラーケンですが、これまで発売した3タイトルは全て増刷。那須川天心選手の自伝『覚醒』は早くも3刷と、好調が続いております。

最近、売上におけるAmazonの比率をよく訊かれるので、ざっくりとカウントして調べてみました。

クラーケンのAmazon比率

結果は約28%。書店チェーンで一番売ってくれているところでも7〜8%だったので、圧倒的な比率です。

2009年ごろはAmazonは8%くらいと言われていたことを考えると、その比率が50%を超える未来もなくはなさそうですが……。

個人的には、楽天ブックス(ポイント還元が高い)やヨドバシ(異常に速い)を使うことも増えてきたので、Amazon比率は30%前後でバランスするのではと予想しています。

カレンダー業界のAmazo比率

先日カレンダー販売大手の某社と話す機会があったのでAmazonの比率をヒアリングしたところ「ネットが45%を占めていて、そのうちの70%がAmazon」と、明確な答えをもらいました。

ちなみに、売上1位は羽生結弦選手のカレンダーとのこと。アイドルを超越する人気です。

執筆者

鈴木収春(すずき・かずはる)
クラウドブックス株式会社代表取締役/クラーケン編集長

1979年生まれ。講談社客員編集者を経て、出版エージェンシー・クラウドブックスを設立。ドミニック・ローホー『シンプルリスト』、須藤元気『今日が残りの人生最初の日』、関智一『声優に死す』などを担当。東京作家大学などで講師としても活動中。